ヨガの教えでは、人間は夜死んで朝生まれると言われます。
と、言うことで執着を手放していく必要があります。
終わりを感じることができれば、また人生も変わってきます。
明日会うことができない人がいる。
明日食べれないものがある。
どうでもいいことに心を奪われている時間はありません。
私は幸いにして、転勤族の妻となりました。
何が幸かと言うと、いつも、いつまでもその場に住んでいるはずでは無いので、一期一会を大切にしてきました。
人は長年一緒にいるとわかってくると貸し借り関係が出てくると思っています。
これをやってあげたからあれを返してくれるだろうとか、あれをしてもらったからこの人にあれを返そう。等と、いつも思ってしまうところがあります。
転勤していくと、どこの地区でもいろんなことを教えてくれる優しい方がいらっしゃったり
たまには意地悪な方もおられますが、それはこちらの気持ちの持ちようで距離を取る事で嫌な気持ちもある程度は回避されます。
そして私も知らない方がこられたとき、今までしてもらったことや教えてもらったことをお伝えしようと思っています。
循環ですね。
してもらった人に返すのはもちろん。返せなくてもまた誰かにいろんなものをお渡しできる自分でありたいと思います。
利他心と言う言葉があります。
利他の心。自分が中心ではない心。それはきっと環境であったり認めてもらえてきた今までの育った環境でもあったりするのかなと思いますが、どなたかに何かをずっとお手伝いできる。知っている事は惜しみなくお伝えする。そしてわからなかった事は教えてもらう感謝する。
そうやって、いろんな利他の心が循環していく世の中になればなといつも思っています。
ヨガも私の1つの武器であって、お掃除の仕方は他の人にお伝えすることができなかったりしますが、自分の武器の1つ知っている事で目の前の方が少しでも楽になればこんなに嬉しい事は無いなと思っています。
終わりを感じる明日今日自分がこの世の中からいなくなっても、今、娘や息子の中には私の存在は必ずある。伝えたい事は日々伝えてきている。私があったとしても変わらない心と言うものは、いろんな方の心に残っていると私は思っています。
終わりを感じる。そのためにいろんな思い欲張ったり欲しがったりする思いを手放していきたいと思っています。