ひょんなことから、ママ友が紹介してくれた友だち。
あの頃、わたしはくすぶっていた。
現実から逃げたかった。
何か特別に賞賛してもらいたいものがあった。
けれど、彼女に会って等身大で生きている姿を見てて、わたしも等身大で過ごそうと思った。
転勤族の私たちは、まだこの歳になっても最後住む場所さえも決まらない。
彼女は末っ子の入学を待ち、今からまた、夫婦二人暮らしになる。
TOKYO。
一瞬住んでみたいねん。の一言で。
決定。
彼女と出会ったお陰で、わたしは丸くなれた。
また、夫婦になる。
そう決心がついたのである。
ありがとう。ありがとう。ありがとう。
また、どこかで会えるね!